プログラミング

ラジオボタンの実装方法と JavaScript を使った操作方法

ラジオボタンを実装する

ラジオボタンとは?

ラジオボタンとは、複数の選択肢の中から1つだけを選ぶ場合に使われるボタンです。

そういやなんで「ラジオ」?って思って調べたところ、どうやら名前の由来はカーラジオの選曲ボタンらしい。(へぇ〜ボタンがあれば押したい)

1つのボタンを押すと、他のボタンがヒョイって上がって1つしか押せないやつ。ラジカセのボタンと似てようなやつですね。小学生の時はラジカセで音楽聞いてたわ。懐かしい(歳がバレる)。

ラジオボタンの実装方法

では、めっちゃ簡単なのでいきましょう。




    
    ラジオボタンの実装


    

行きたいところを選んでね!

動物園 水族館 遊園地

↓ブラウザでの表示↓

あれ、全部選択できちゃうよ…

これではダメですね…

ラジオボタンは「複数の選択肢から1つだけを選ぶボタン」です。それぞれの選択肢は排他的でなければいけません。

何がいけないのか……

(これで小一時間溶かした自分…初歩すぎてやばいブルブル)

すぐ気づくと思うんですが、ラジオボタンを実装する場合は、必ず「 name 属性」を指定しなければいけません。同一の name 属性を付与された input タグが1つにグループ化され、そのグループの中にある選択肢の中から1つしか選択できないようになります。




    
    ラジオボタンの実装


    

行きたいところを選んでね!

動物園 水族館 遊園地

↓ブラウザでの表示↓

これで1つの選択肢しか選択できないようになりました!
GO TO したいけど、何かと怖くてなかなか出かけられないですね。。

Emmet を使って生成する

まぁ、こんなついつい name 属性つけ忘れちゃったミスしないように、Emmet記法を使えば早く実装できます。

「input:r + tab 」で type属性、name 属性、value 属性を持ったインプットタグが生成でき、「shift + option」を押しながら「↓」を押して行の複製をすれば、あら!もうできちゃった!

これ使って生成しても、結局 name 属性の値を入れ忘れたら同じだけど…

こっちの方が元からあるから忘れにくい、かな。

初期値を設定する

初期値で選択された状態にするには、「 checked 」属性を付与します。

以下の例では「水族館」が初期値で選択された状態となります。




    
    ラジオボタンの実装


    

行きたいところを選んでね!

動物園 水族館 遊園地

↓ブラウザでの表示↓

JavaScript でラジオボタンを操作する

ボタンを選択状態にする

まず「 getElementsByName 」を使って対象の要素(ここでは name = “goto” )を取得し、変数「 radioElements 」に格納し、checked プロパティを設定します。

今回はラジオボタンの1つ目の要素である「動物園」を選択状態にしたいとおもいます。

対象要素はインデックス番号を使って上から順に0,1,2と指定することができ、「動物園」の要素は1番目なので、「 radioElements[0].checked = true; 」とします。




    
    ラジオボタンの実装


    

行きたいところを選んでね!

動物園 水族館 遊園地

これで「動物園」を選択状態にできました!

逆に非選択状態にするためには、「 false 」を代入すればOKです。

 
 const radioElements = document.getElementsByName('goto'); // 要素を取得
radioElements[0].checked = false; // 「動物園」を非選択状態にする

ボタンを無効化する

ボタンを無効化するには、「 disabled 」プロパティを設定します。

3番目の要素である「遊園地」を無効化します。

 
const radioElements = document.getElementsByName('goto'); // 要素を取得
radioElements.disabled = true; // 「遊園地」を無効化にする

見た目わかりづらいですが…「遊園地」が無効化されました。

value 値を設定する

インプットタグの value 値を設定するには、value プロパティを使って値を代入します。

 



    
    ラジオボタンの実装


    

行きたいところを選んでね!

動物園 水族館 遊園地

value 値を設定しただけなので、当然ブラウザ上は何も変わらないのですが、開発ツールで見ると、ちゃんと2番目の要素の value 値が「水族館」→「博物館」に変更されています。

JavaScript で値が上書きされるんですね、おもしろい!(やってみたらどうなるのかと思って初めて試してみた^^;)

補足

上記の例では、ES2015で追加されたアロー関数の記法で記載していますが、下記はそれぞれ同じ意味です。

・従来の記法

window.addEventListener(‘DOMContentLoaded’, function(){
    // 処理を書く
}, false);

・アロー関数の記法で記載する

window.addEventListener(‘DOMContentLoaded’, () => {
    // 処理を書く
}, false);

アロー関数で書いた方が、文字数が少なくシンプルに書けていいですね!

簡単だけど詰まったのでまとめてみた

ラジオボタンの実装なんて超初歩的なのに、実務で name 属性をつけ忘れて全選択できてしまい、あれあれ〜ってなっちゃったんで、忘れないためにもまとめてみました!

いや…やはり用語の使い方が難しいですね。。何か間違いがあるかもしれません…

ということで今回はこの辺で。お読みいただき、ありがとうございました!

次回は何のネタにしようかな。?